はじめに
特に目的もなく、めちゃくちゃ当たり前のことを書いてます。
バッグクロージャー(↓こいつ)の話が出てきます。
本題
僕は言葉が好きな部類の人間だが、語彙が足りなくて言葉で伝えるのが難しいことを伝える際に「絵さえ描ければもっと適切に伝えられるのにな」と思うことがある。
人と人との情報伝達では、伝達を行う両者間に前提知識のギャップがボトルネックになる。
極論を言えば、自分と自分のクローンとの情報伝達が、前提知識のギャップが存在しないので最高効率となる。
そのボトルネックとなる前提知識のうち、”語彙”のパラメータを取っ払えるのが絵あるいは画像だと考えている。
絵を用いた説明の偉大なところは、初出の名詞を代名詞に置き換えられるところだ。
バッククロージャーについての情報伝達を例に取る。
言語ベース
「バッグクロージャーという語彙があるAさん」が「バッグクロージャーという語彙がないBさん」にバッグクロージャーについての情報伝達を行う場合、
A「バッグクロージャーがさあ…」
B「バッグクロージャーって何?」
というやり取りが発生し、無駄が多い。
「バッグクロージャーという語彙がないAさん」が「バッグクロージャーという語彙があるBさん」にバッグクロージャーについての情報を行う場合、
A「パンの袋留めるやつがさあ…」
B「パンの袋留めるやつ…バッグクロージャーのこと?それとも100均に売ってるような密閉用のクリップのこと?」
というやり取りが発生し、無駄が多い。
なんならBさんが確認を怠れば、誤解のあるまま話が進みかねない
絵(画像)ベース
画像ベースだと、お互いの語彙にバッグクロージャーがあろうが無かろうが関係なく、
A「これがさあ…」(バッグクロージャーの絵を見せる)
B「うんうん」
というやり取りで完結する。
無駄がなく、かつ誤解も生じにくい。
結論
ある程度同じ文化圏で育った者同士での情報伝達には絵あるいは画像が便利でしょう、ってのが今回の結論になる。(当たり前)
ただ一方で、文化圏の異なる人との情報伝達ではこう上手くはいかない。
“語彙”のパラメータを取っ払ってもその他の前提知識のギャップが大きいからだ。バッグクロージャーの絵を見せても、そもそもそれが存在しない文化圏の人には何も伝わらない。
そのような場合には、前提知識の擦り合わせが必要になる。
「日本には食パンという食べ物があり〜。乾燥を防ぐために逐一袋を塞ぐ必要があり〜。そのために一般的な食パンにはバッグクロージャーというものが付けられており〜」といった具体に。
異なる文化圏で育った者同士での情報伝達はどうすればスムーズに行えるんだろうね、ってのは今後考える。(そのために記事名に項番①を振った)