【日記】日本語検定2級に合格した

先月『日本語検定』の2級を受験し、先週合格証が届いたので軽く備忘程度に。

『日本語検定』について

そもそも、「日本語検定とはなんぞや」と思う人や「ああ、あの海外の方が受験する日本語の試験ね」と誤解されてる人もいるかもしれないので、最初に軽く『日本語検定』について説明する。

日本語を使うすべての人のための検定です。

普段私たちが何気なく使っている日本語ですが、思わぬ勘違いや思い違いも多く見られます。 日本語検定は、日本語を正しく使えるようになるための手立てとなります。

『日本語検定』公式HPより

とのことで、国籍年齢問わず日本語を正しく使えるようになりたいと思っている人向けの試験。
学校教育の国語の延長のような位置づけだと個人的に思っている。
また、『日本語検定』とよく混同されるのが『日本語能力試験』(通称:JLPT)で、こちらは日本語を母語としない人を対象に、日本語能力を測定することを目的とした試験で、よく留学生や技能実習生が受験している印象が強い。
Twitter(現X)で「日本語検定」でパブリックサーチすると、両者を混同してツイート(現ポスト)している人が多いのでまともに『日本語検定』の情報を得られないので注意。「語検」(日本語検定の略称)でパブリックサーチすると多少マシではある。

受験目的

自分がこの試験を受験しようと思った理由は大きく分けて以下の2点である。

  1. 自分の現在の日本語能力を正確に測定するため
  2. 綺麗な日本語をよりスムーズに使いこなせるようになるため

1. 自分の現在の日本語能力を正確に測定するため

社会人になってから他人とやり取りする機会が格段に増えた。
他人と会話していて「結局相手の言いたいことってなんだったんだ?」「今の自分の言い方で相手にちゃんといと伝わっているかな」「相手の言っていること、複数の解釈ができそうな内容だけどどっちの解釈が正しいんだろう」と感じることが結構な頻度で起こる。
そのたびに自分の文章読解力が低いのか、相手の文章記述力が低いのかを思案する必要が出てくる。(後者なら質問形式で情報を引き出せばいいが、前者なのにひたすら質問責めしているようではまずいので。)
そんな場面で「自分は日本語についてこれだけの能力を持っている」という自信にも指標にもなりうるものが欲しかったというのが一つ目の受験目的。

2. 綺麗な日本語をよりスムーズに使いこなせるようになるため

社会人になってから他人とやり取りする機会が格段に増えた。(二度目)
自分は学生時代に敬語をそれほどちゃんと学んでこなかった性質なので、社会人になってから自分の話している敬語が相手にとって失礼に当たるものではないか、小さな不安がずっとあった。
また、自分の使う言葉の意味を、自分自身が本当の意味で理解できているのかという疑問もたまに浮かんでいた。
そういった場面で自信を持って言葉を紡げるようになりたい、言葉をくみ取れるようになりたい、というのが二つ目の受験目的

受験結果

冒頭に記載した通り、合格した。

認定証と受験カルテ
認定証と受験カルテ

各分野と総合の得点率は以下の通り。2級では総合得点率70%以上で合格

敬語文法語彙言葉の意味表記漢字総合問題総合得点率
自分76.592.360.058.371.480.078.674.9
平均71.769.155.44562.673.358.763.5

どの分野も平均を超えているし、個人的に自信のあった「文法」と「総合問題」(文章読解)の部分でそこそこ高得点を取れていたので概ね満足のいく結果だったと思う。

簡単な感想と今後

正直、2級だとさらっと一読するだけで概ね理解・吸収できる程度の内容だったので、特段勉強をせずとも合格できてしまった。
合格率と受験者の層を鑑みると、「自分は日本語がある程度得意だ」と主張してもいいのではないか、とも思える。
参考までに今回の2級受験者データは以下の通り。(『日本語検定』公式HP 検定データ より)
– 受験者数:1697人
– 合格率:28.8%
ただ、胸を張って日本語強者を名乗るならやっぱり1級を合格する必要があるかと思う。

1級レベルになると流石にレベルが違ってくる。それなりに対策も必要になるだろうし、知らない語彙も多く出てくる。
幸い、それなりにモチベーションがあるので、なんとか今年中に取れるといいな。
時間は無いけど。

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