【思想】管理されることの是非について

はじめに

僕はみんなに管理されたいですって話。

ちなみに政治のの良し悪しについて語っているわけではなく、管理されることの良し悪しについて語っているだけです。

管理されるということ

マイナンバーという制度の登場で、「国家が私たちを管理・監視しようとしている。マイナンバーを廃止しろ」という言説をよく見るようになった。僕はこの感覚がよくわからない。

なぜ、国家が国民を管理・監視することは駄目なことだという論理が一般的になっているのかも理解できてないし、なぜ嫌悪感を抱くのかもわからない。

現代において、一国家に匹敵しうるほどの理解力を持った企業はいくつか存在する。GAFAMは言わずもがな、それらを追随する企業のいくつかもちょっとした小国なんかよりは世界に対する影響力を持っているだろう。

国家が管理・監視を行うことに嫌悪感を抱く人たちは、管理・監視を行うそれらの企業に管理・監視されることには嫌悪感を抱かないのだろうか?彼ら大企業は日常的に、僕たちの行動を逐一観察して、自分たちの提供するサービスにより傾倒するようにコンテンツをレコメンドしている。僕はそれを心地よいと感じているし、そのサービスに対価を払うこともしばしばある。僕だけじゃなく、多くの人がそうだろう。(だからこそ大企業は大企業なのだから)

僕は国家に管理されることにも、企業に管理されることにも嫌悪感を感じない。両方に嫌悪感を抱くならともかく、どちらか一方にのみ嫌悪感を抱くというのは、どういうロジックなんだろうか。

国には僕を監視して、僕が結婚したときにはそれに準ずる手当を勝手に発行してほしいし、失業や死亡したときには保険を勝手に適用してほしいし、引越ししたら勝手に住所変更してほしいと僕は思っているよ。

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